
なんで「合成白米(ごうせいはくまい)」??
ちょっと長くなりますが、私は東京生まれ・HIPHOP育ち…ではなくて、
新潟育ちのいわゆる「Iターン」でした。
と言っても、3歳で父の故郷である新潟に移住したので、
ほぼほぼ新潟県民です。(見栄張ってみました。)
生粋の東京人で自称「東中野のお嬢様」の母は、田舎で雪が降る新潟が大嫌いだったようで、
その影響もあって、娘である私も20歳過ぎるまでは雪や新潟が大嫌いでした。
高校卒業と同時に上京を決めたものの、就職氷河期世代の私は、
東京で職を見つけることができず、結局新潟でダラダラフリーターをすることに。
その後、新潟で就職しつつも、未だに東京での生活を諦めきれないある真夏の日。
渋谷のスクランブル交差点に立っていた時のことです。ふと吹いてきた風があまりにも衝撃的に臭くて、
さらに、そのあとに入ったおしゃれな定食屋のお米が劇的にまずかったんです。
その瞬間、
「風くっせーし、米まずぇし、東京は住むとこじゃねぇわ、遊びに行くとこだわー。」
と思い、東京>新潟だった私が、
東京<新潟になった瞬間でした。
いい風が吹いて、山も海も程よい都市もあって、
米も魚も肉も野菜もがっとにうんめぇ新潟に気づいた私は、
新潟愛が爆発。アイシテル新潟モードに完全に切り替わりました。
ありがとう、渋谷のクサい風、ありがとう、渋谷のまずいお米。
それから、仕事で美味しい新潟の発酵食に関わったことで、
新潟に貢献できる何かをしたい!と思い続けて来ました。
そんな理由から、フリーランスとして開業する際は、屋号には新潟にちなんだものを入れたいと考えていたんです。
最初は「越後…」と思いましたが、ありきたりだし、もうセ●ジオ越後あたりが使ってるし、
ズバリ「新潟」って入れるのも、芸がなくて面白味もない。
そんな時、大好きなチャウ・シンチーの映画を観ていたら、
戦闘シーンの背景に一瞬映った「合成白米」という看板が目に飛び込んできたんです。
強烈なデコピンを食らったかのようなパワーワードに
「合成白米?何それ?白米を合成すんの?」と
びっくりしてググってみると、中国では実際に合成された白米が存在するらしいと知りました。
逞しいな、中国人。
そういえば、私は生粋の新潟県民ではなく、半分は中野区(東中野のお嬢)の血が流れているので、
ある意味「合成」だな!と思い、これだ!と思いました。
というわけで…おこめ県である新潟を感じさせる「白米」を使った、
このパワーワードを屋号にしようと決意し、
「合成白米(ごうせいはくまい)」にしたわけです。
くっだんねえ長〜げ話を読んでくれて、ありーーーーがとね!